現場!

hari-kira2007-02-15

今日の最初はワーナーブラザーズ・スタジオに

行きました。このワーナーブラザーズ・スタジオは

設立して約80年経つ歴史ある映画スタジオです。

映画のセットを作るスタジオ(サウンドステージ)が

広大な敷地面積に29あり、その中で8千人〜1万5千人

が働いており、その中に消防署や警察署もあるという、

桁違いの大きさでした。

建物の外側のセット(オープンセット)がたくさんあり、

外見はレンガの壁であったり、しっかりしていそうな壁が

近くで見たり、しっかり見てみると普通の平らな壁に

レンガの模様が描かれているというものや、

外見はしっかりしたショップが、

中を見ると、物置のようにものが置いてあったりと

中身と外見は全く違うという、

まるで人間の外見と心の中身が違うようなことと

少し重なるなぁと思いました。

その中にはオーシャンズ13のカジノのシーンで使われた

ものもありました。

今度、これが公開されたときに観るのが楽しみです♪

また、外にある木の葉が作り物で、葉の色を変えるだけで

季節を変化させることが出来るようになっていることは、

流石だと思い、それを一つずつ変えるのは大変な作業だろうなと

思いました。

また、資料館ではハリーポッターシリーズで使われた小物や、

クリーチャーのリアルな人形を見ることが出来ました。

また、クラス分けのために被る、喋る帽子を被らせてもらいました。

スリザリンでした・・・。

バレたか・・・w


それと、背景のマット画を特別なペンキを使わず、

普通の誰もが使っている絵の具を使っていることには

驚きました。

また、その技術もとても細かく描かれていて

ワーナー直属のアーティストたちの実力を目の当たりにしました。

しかし、ハイビジョン化になってきているため、

マット画を描く仕事が少なくなっていることを知り、

この素晴らしい物がいつか見れなくなるかと思うと

今この絵を間近で見れるのは本当に幸運だと思いました。

更に、幸運だったのはバットマンビギンズで使用された

バットマンカーや、ハリーポッターで使用された車などを

間近で見れたことです。もちろん、テンションはMAX!

あと、WBの一番大きな看板の向いている方向には、

ユニバーサルスタジオがあり、WBの存在をアピールしているという

話は面白いと思いました。この辺がアメリカ!

映画のセットを作る意気込みが、ヒシヒシと伝わり、

みんなが映画をどれだけ愛しているかがわかった気がします。


ワーナーブラザーズ・スタジオで昼食として

ホットドッグを注文して食べました。


午後はリズム&ヒューズ社という世界のトップ3の

VFX制作会社に行きました。

最初にハイビジョン・スクリーンで今までに

制作した映画のVFXを見せてもらい、

リズム&ヒューズ社のレベルの高さを知り、

同時に動物のCGのレベルが高く、

それがリズム&ヒューズ社の強みであることも分かりました。

今年で20周年を迎えるリズム&ヒューズ社は

ILMソニーイメージワークスに次ぐ会社で、

20年でここまでの会社になっていったのは

社員が快適に働ける環境づくりにあり、

CGを制作する環境がしっかりされているということが

大きい要因ではないかと思いました。

犬を自分の制作室に連れてきている人が

何人かいることに驚かされました。

編集の作業をしている部屋では

ジム・キャリー主演ブルースオールマイティー

続編のエヴィンオールマイティー(CGのシーンが400〜500ある)

を編集していて、どのようにして一場面が出来ているかというのが、

生で見れたのは本当に幸運でした。

この映画がこっちでは6月に公開されるということなので、

もし日本で見れる機会があれば是非観たいと思います。


テクスチャの仕事場では

映画ハルクの次回作のCGを作っていました。

しかし、現状ではハルクのCGを作ることが決まっているわけではなくて、

このリズム&ヒューズ社にハルクのCGを作るという仕事をもらうための

ものでしたが、そのクオリティは鳥肌ものでした。

是非、リズム&ヒューズ社が制作したハルクを観たいと思います!


また、こちらで働いている人の年俸なども知ることができ、

そこにも、クリエイターの人たちのモチベーションを上げることに

繋がっているんだと感じました。


更に、リズム&ヒューズ社でキャラクターデザイナーとして

働いている日本人の方に話を聞くことが出来ました。

そこでも、忙しい時間を自分たちのために割いてくれて、

いろんな質問に丁寧に答えてくれました。

その中には自分がこれから行動していくための

ヒントやためになる話を数多く聞かせてもらいました。

こういった、海外で活躍されている日本人の方に会うと、

たくさんの勇気をもらえるし、本当に心強いなぁと思いました。


普段では絶対に観れないものや、聞けない話を

直に接することが出来たので、本当に充実して、

内容の濃い一日でした。

忙しい時間を割いて、自分たちの相手をしてくれた人たちや、

気軽に挨拶してくれた人たちには本当に感謝します。

何回でも今日という日をリセットしたくなる一日になりました。

ありがとうございました。

それでは、また明日♪

新世界??

hari-kira2007-02-14

今日からいよいよ、

ハリウッドクリエーター研修が始まりました!!

今日は、まず新幹線と成田エクスプレスを乗り継ぎ、

成田へ行き、搭乗手続きを済ませ、飛行機に乗り、

ロサンゼルス空港へと飛び立ちました。

今日の第一の難関は、

飛行機に乗り如何に、飛行機の揺れと戦いながら眠るかでした。

この日は日本は、ジャストのナイスタイミングで

雨でしたw

なので、飛行機の揺れがしばらく続き、

出歩けない時間が、何十分かありました。

飛行時間は約十時間で、この時間をどううまく使うかが

今日のターニングポイングになっていると感じました。

飛行機はロサンゼルス空港に着いた頃には、

日本時間の夜中の1時(15日の1時)で、

ロサンゼルスの時間では14日の午前8時ごろなので、

サイコロで、もう振り出しに戻るの目を出したような気分で、

ロサンゼルスに降り立ちました。

自分は、飛行機の中でほぼ一睡も出来なかったため、

ロサンゼルス空港に着いた頃の気分は最悪でした。

その状態で、税関を突破し、無事に入国を果たしました!

空港ではガイドの方々が迎えてくれて、

自分たちがこれからLAで1週間生活していく中で

気をつけた方が良いこと、注意しなければいけないこと、

この研修の目的の再確認をしてくれました。


そして、この日はみんながLAの時間に合うように

一日観光ということになっていました。

まず、始めにマリナ デル レイというヨットが多く集まるところへ

案内してもらい、海外で初のジュースを注文して買いました。

注文の文字がオールイングリッシュなので、読むだけで精一杯でした。

なので、値段を見ずに注文していたことに、2㌦を渡してから気がつきました。

このときに、海外に来たことを改めて実感しました。


その次にヴェニスビーチを通り、サンタモニカビーチへ行きました。

サンタモニカビーチは広大な砂浜が広がり、

自分たちにアメリカの圧倒的なデカさを教えてくれた気がします。

そのビーチの入り口にBUBBA GUMPという、

映画フォレスト・ガンプに出てきた、主人公のフォレストが

親友の意思を継いで作った海老のお店が、そのままあったことには

何か、不思議な感覚を覚えました。

このロサンゼルスの町を、ガイドの方に案内してもらうと

そういった映画のロケ地やモデルの場所が数多くあり、

それを知るたびに感動と不思議な感覚がありました。

サンタモニカビーチのあとは、

ファーマーズマーケットで、昼食をとり、本屋に行きました。

昼食は1ホールのピザを5人で食べました。これが、うまい!!

ジャンケンで最後の一切れも食べれたので、満足、満足♪でしたw

その後は、

セレブの町ビバリーヒルズを素通りし(世界が違う・・・)、

いよいよ、映画の都のハリウッドに行きました。

ハリウッドには、映画の都と呼ばれる歴史、背景があり、

世界中からその名前を知られる理由がしっかりあると言うことを

改めて実感できたと思います。

超有名なチャイニーズ・シアターや、

アカデミー賞授賞式が行われるコダックシアターに行きました。

その周辺には映画スターの手形、足型があり、

超有名な俳優や監督、アーティストなどのものが、

そこに勢揃いしているので、テンションはMAX!!に

上がりっぱなしでした。

まだ、見ていたかったが、集合時間になり、

ハリウッドを後にして、ホテルへ向かいました。


初の海外の地は、今までここに来るまでは絶対に味わえない、

感動や衝撃を与えてくれました。

明日からの日程も

自分が興味あることが盛りだくさんなので、

しっかり、自分を持って行動していきたいです。